【報告】成蹊大学法学部北川ゼミ「起業体験プログラム」第9回

地域事業者：
● オフィスファーストペンギンズ　代表　新倉昭彦様
● 髙谷行政書士事務所　髙谷社会保険労務士事務所　代表　髙谷桂子様
● 税理士法人かけはし　代表　武居誠史様
● ユニバーサル・リアルティ株式会社　代表取締役　玉岡一央様
● 株式会社マネジメントブレーン　代表取締役　姫野裕基
● 株式会社マネジメントブレーン先見研究会メンバー　田内 慎

＜今回のテーマ＞

今年の最終回のテーマは「株主総会対策」でした。

ゼミ生たちは欅祭で事業活動を行い、その成果をもとに株主総会を開催する流れとなっています。そして、12月11日に予定されている株主総会に向けて、事業活動の成果を示す決算報告書の作成に取り組みました。

ゼミ生にとって、賃借対照表や損益計算書を作成するのは初めての経験です。
武居先生の指導のもと、各社で財務諸表の構成を学びながら作成を進めました。

作成では、科目の考え方や数字の合わない、など不明点が生じましたが、武居先生が各チームの机を回り、個別に丁寧なアドバイスを行いました。

ゼミ生たちは、決算報告と事業活動について報告しながら、自らの取り組みを振り返り、今後に活かすべき学びを整理しました。

今年、ゼミ生たちは、欅祭に先立ち吉祥寺の一等地で路面店のプレ営業を行う貴重な機会に恵まれました。
この実店舗での経験を踏まえて挑んだ欅祭では、多くの実践的な気づきと学びを得ることができました。

• 市場調査の重要性：顧客ニーズを事前に把握することの重要性。
• 事業の難しさ：お客様に来店してもらうことの難しさや実店舗でのスムーズな営業、適正な値付けの難しさ。
• チーム運営の難しさ：役割分担や円滑な運営の難しさ。

その一方で、トラブルに直面しながらも柔軟に対応できたことや、お客様の喜びを直接感じられたことが、活動の大きなモチベーションとなりました。

また、事業活動以外にも、ゼミ生たちは以下のような貴重な経験を得ることができました。

• パワーポイント作成やプレゼンテーションなど、ビジネスに必要なスキルを学びました。
• 将来挑戦したい職業に関する具体的なアドバイスを受ける機会がありました。
• 資格取得やキャリアプランに関する相談を通じて、将来に役立つ繋がりを得ることができました。

この1年間、地域事業者として、ゼミ生たちが学んだ知識を実践に置き換え、社会で活かせるようサポートできたことを大変嬉しく思います。

今後も、未来の創業者を育成するために、実践を通じた学びの場を提供してまいります。
引き続きご支援とご協力をよろしくお願いいたします。

先見研究会メンバー：田内 慎